2012年5月25日金曜日

日本の文脈


内田樹・中沢新一著「日本の文脈」角川書店

読んで、実に楽しめる本である。

著者たちの主張は、「にっぽん、これでいいんじゃない」「捨てたもんじゃないよ!」「ガラパゴスで結構」である。昨今、にっぽんのお家芸の家電業界が中国や韓国のパワーに押されて業績低迷、もうだめぽという雰囲気が蔓延するなかで、構造主義、民族学研究の立場から、にっぽんの文化を見つめなおしていく。

グローバル化の波に翻弄されっぱなしのにっぽんにいるあなたに、ぜひ読んでいただきたい、そんな一冊である。


2012年5月16日水曜日

国際教養大学 第1回

“やわらか”が始まりました。
新たに6名のメンバーを迎えました。
そして、スペシャルゲストも参加してくださいました。
ということで、第1回はゆったりと自己紹介をしました。
4月以来、少しずつ知っていたことはありましたが、改めて、教員としての思いや学びの動機などを知ることができました。
これから『本』を通した“やわらか”で、その人の“背景”をふまえて意見を聴き、思いの共感や深め合いができることでしょう。
自己紹介はとても良い時間となったと思います。

今回、『なぜ、国際教養大学で人材は育つのか』について、一読した感想を出すことから始めました。自分たちの大学時代と今の違いに驚きや戸惑いなど、いろいろと意見が出てきました。
次回から、本格的に読み解いていきます。


ファシリテーター:キティ   グラフィカーBlack Coffee