2012年5月25日金曜日

日本の文脈


内田樹・中沢新一著「日本の文脈」角川書店

読んで、実に楽しめる本である。

著者たちの主張は、「にっぽん、これでいいんじゃない」「捨てたもんじゃないよ!」「ガラパゴスで結構」である。昨今、にっぽんのお家芸の家電業界が中国や韓国のパワーに押されて業績低迷、もうだめぽという雰囲気が蔓延するなかで、構造主義、民族学研究の立場から、にっぽんの文化を見つめなおしていく。

グローバル化の波に翻弄されっぱなしのにっぽんにいるあなたに、ぜひ読んでいただきたい、そんな一冊である。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。