2010年4月22日木曜日

ルネサンスとは何であったのか


塩野七生著「ルネサンスとは何であったのか」新潮文庫

よく、教育再生という言葉を耳にします。再生はフランス語でルネサンス です。それでは、歴史や宗教(西欧文明ではキリスト教、ユダヤ教、イスラム教のせめぎあいがありますね)や思想の観点から、ルネサンスにはどのような意味が込められているのでしょうか。あらためて、考えてみましょう。思想では、合理精神という用語がキーワードになるかもしれませんね。

2 件のコメント:

  1. 世界史に疎い「にじはん」です。現在3分の2を読んでいるところです。ルネッサンスがキリスト教との関係が深いことがなんとなく見えてきました。それは対立軸としてあるのかなと思います。ルネッサンスが噴出したもとには、キリスト教の長い抑圧の中で、「自由」を奪われていた市民が、あらためで古代を知り、その中から新しいものを生み出していく過程なのかと感じました。(間違っていたら教えてください。)この過程の中で、あるいはこの過程を作っていくうえで、法律や言語など様々なものが整備され、あるいは整備していったのだと感じました。私はルネッサンスを単なる芸術に関する一時代だととらえていましたが、今は人が人として正しい位置に存在するための過程であったのではと感じています。
    十分に吟味しているわけではないので、非常に荒っぽい表現になってしまっていることはご容赦ください。

    とりあえず今自分が思っていることを書いてみました。
    ブログは初めてで緊張しています。

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  2. にじはんさん、どうもありがとうございます。

    そうなんですね、中世の知識人にはギリシャ•ローマ時代に憧れがあって、学問するとはその時代の哲学を古典として学ぶことだったんです。

    中世ではキリスト教という宗教が絶対的だったこと、はとても重要でしょう。そして、教会がまた絶対的権力を持っていた、そういう時代だったのです。

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