2010年7月5日月曜日

やわらかな遺伝子


マット・リドレー著「やわらかな遺伝子」紀伊国屋書店

心理学では、かつて「氏か育ちか」という論争が繰り広げられた時代がありました。

現代では、生得的な基盤の上に経験によって学習が積み重ねられて、知能や個性が形成されるという見方が一般的になっています。

本著では、このような見解に生物学的根拠を与えるだけでなく、たった3万の遺伝子がヒトの心を生み出している、その謎に迫っています。

この領域は、最近ではepi-geneticsとして注目を集めています。

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