今田洋輔著「銀座久兵衛こだわりの流儀 最高のネタと最高のおもてなし」PHP
今回の一冊は、銀座久兵衛の二代目ご主人今田洋輔さんの本です。そう、銀座久兵衛と言えば一度は訪れたいお寿司の名店です。
お寿司は日本の食文化を代表する食べ物ですね。しゃり(ごはん)だけでなく、またネタだけない、両者の絶妙なマリアージュを楽しむところに醍醐味がありますねえ。
名店のお寿司の値段は高いですが、またびっくりするほど美味しいですよね。これは、ネタはネタで吟味しつくされているからでしょう。お寿司屋さんのお造りも、すごく美味しいですものね。
銀座久兵衛と言えば、軍艦巻きを考案したことでも有名です。伝統を大切にしながら、進取の精神も兼ね備えているわけですー。そう言えば、とらやの羊羹も時代によって、実は味は変わってきているのだとか。
コメントがないので、自己レスしましょうっと。
返信削除久兵衛を読み解く際の参考ホームページとして、京都吉兆のご主人である徳岡邦夫さんにインタビューした記事が掲載されていますので紹介しておきます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1186
京都吉兆もバブル崩壊のころは経営的に大変だったそうです。その時、徳岡さんがとったのは、料理の原点への回帰でした。
地元の京野菜のなかでも、ほんとうに美味しいものを作っている人を見つけたり、お客さんのニーズをスタッフで共有したりと基本に立ち返ったそうです。
で、(英文版) 京都吉兆 - Kitcho: Japan's Ultimate Dining Experience [ハードカバー]という本が講談社インターナショナルから出版されています。
お茶、和風建築、とか日本の伝統文化を背景に料理を創作している、ということがよく理解できる入魂の一冊となっています。
欲しい!と思ったのですが、¥5,775です。思いとどまりました。ビジュアル的にも十分楽しめますので、おすすめではあります。