伝統を”花”で伝える。次世代に伝えたい”花”はいったいなんだろう?
この本では、『能』を通してそれぞれの年齢にある”花”に気づかせてくれました。
”花”それは、人の”心” 『花は心、種は技』 季節にあった種をまき、花を咲かせる。
私たちは自分が表現できる”花”が大切で、それは、人の内面である。
どのように内面を磨くか、特別支援教育においてのみならず、人として一番大切なように思う。
『年々去来の花を忘れぬ』
昔から伝わってきた”花”、今作られた”花”、それぞれを大切に、次世代に私たちは
特別支援教育の視点でも伝えていけたら幸いだと、私は思っています。
この本を読んで、「花」ってやっぱりいいなと思いました。「花」には無条件の優しや芳しさがあり、周囲を温かく包み込む・・・そんな力があることを改めて感じました。
返信削除この本は、全編を通して「花」になぞらえ物事をとらえています。心が温かく柔らかくなる「花」が物語の軸にあることが、知らず知らずのうちに読み手の心を解き放ち、話の世界に引き込んでいったのではないかと思いました。
日々、いつの間にか肩ひじを張り過ごしていたかな・・と、この本を読んで自分を振り返りました。
そんな自分を反省させられるようなことは、この本のどこにも書いていないのですが・・。
やはり、この本のように、何百年も受け継がれたものは「本物」であり、読み手の心をとらえ、その「本物」ならではの存在がいろいろなことを教えてくれるんだなあとこの本から学びました。
また読みたい、その時に自分が何を感じるか知りたい…そう思う1冊でした。
世阿弥さんの「花は心、種は技」というお言葉、いいですね。
返信削除今も、あの人には花があるっていう表現はよく使いますよね。人生に花を咲かせる、なんてこともよく言いますね。
人を感動させること、それは芸の使命といえるかもしれません。そのためには、まず技をひたすら謙虚に磨く時期を経なければならないでしょう。これ、大変ですが。
音楽でも、舞台芸術でもこれは同じだなあと思います。