mind over matter (the amygdaloids) from Alexis Gambis on Vimeo.
これは、まいった!
ロックバンド〝アミグダロイズ〟は、ニューヨーク大学(NYU)教授で情動と記憶の神経科学に関する研究でちょー著名なルドゥー(Joseph LeDoux)先生がリードボーカル、ほかにポスドク。えー、すごすぎです。
アミグダロイズはそう、Amygdalaなんです。Amygdalaはラテン語でアーモンド(扁桃)を表していて、脳の中では扁桃体のことを言います。Amygdaloidは英語表記で、Amygdaloid bodyで扁桃体です。
扁桃体は古い皮質の仲間で大脳辺縁系に属しており、情動とくに恐怖の知覚と攻撃性の発現を担っているいわば情動の中枢なのです。
曲も、かっこよくていけてますよ。このMind over Matter(物質を超える心、精神のチカラ)は気に入りましたし、プロモーションビデオの出来もいいですねえ。
最初、研究室の光景のなかで脳組織標本が映し出されます。お約束のように、そこには扁桃体が見えます。
すると、女性の姿が標本スライドの端から現れてきます。実体顕微鏡を見ているポスドク?が何やら涙ぐんでいると、顕微鏡の下から雫が落ちてきます。
すると、精神のチカラのおかげなのか、ポスドク?が接眼レンズに入っていくではありませんか。
ちなみに、皆さんも経験があるように強力な情動体験を伴うと、記憶がずっと固定されて残っていくことがあります。これには扁桃体が関係しているのですね。
脳はそもそも物質から構成されていて、心もまた脳から生み出されていることは確かなのですが、それ以上の存在ということです。
何と、この新しいアルバムの名前は〝Theory of My Mind〟(わたしの心の理論)。収録曲は、Mist of a Memory, Fearing, the Automatic Mindなど。
ちなみにファーストアルバムの名前は、〝Heavy Mental〟(ヘビーなこころ)。うーん、どんだけー。こちらの収録曲は、Extinction(消去), Mind Body Problem(心身問題), a Trace(「記憶」痕跡)など。かなりマニアックな(専門的な?)曲名(用語?)がそろっていますう。
ひさしぶりに、たぬき猫の右脳が揺さぶられました!!
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