2011年12月1日木曜日

次回1月12日(木)の〝やわらか〟です。

課題図書は引き続き,『ミンツバーグ教授のマネジャーの学校』です。

ミンツバーグ教授のマネジャーの学校 -成長を可能にする新しいプログラム- 前編

今日は久しぶりに たぬき猫さん ご推薦の課題図書,『ミンツバーグ教授のマネジャーの学校』 フィル・レニール+重光直之[著] 序章から第3章まででした。
そして,2011年最後の〝やわらか〟でした。
・このコースでの学びとは?(良いカリキュラム)
・コーディネーターとして,どのようにマネジメントしていくのか?(コーディネートだけでは終わらない)

今の学びと実習や現場での実践を基に,『内省』と『マインドセット』を中心に話し合いが進みました。

①まず,同じ時間を共有すること(それがない時はそのような仕掛けをつくる)
②いつまでも「愚痴会」で終わらないようにマネジメントすること(内省とマインドセットを意識して,次につながるようにしていく)

コーディネーターとして価値感の違う人たちに,「どこを目指して」目標や目的を設定していくかという視点でも様々な意見が出されました。後編も楽しみです。

次回の1月12日(木)も『ミンツバーグ教授のマネジャーの学校』後編(第4章から)です。

ファシリテーター:かっつん   グラフィカー:やわらか岩石

2011年11月24日木曜日

見抜く力 -夢を叶えるコーチング-

今回は つっちーさん 推薦の本 平井伯昌 著 『見抜く力 -夢を叶えるコーチング-』でした。
オリンピック出場選手を育て,メダルを手に入れる選手をいかにして育ててきたかというコーチングの内容でした。

「褒めて育てる」ことや「待つこと」など教育界でも大切な指導方法などが書かれていました。

いかにニーズに合ったことを指導者が意欲のある選手に伝えていくのか という指導者としての伝える力がよく分かりました。

ファシリテーター:つっちー
グラフィカー:やわらか岩石

次回12月1日の〝やわらか〟は「ミンツバーグ教授のマネジャーの学校」です。

2011年11月22日火曜日

「育てたように子は育つ」


11月17日(木)「育てたように子は育つ」でした。
この頃は、テラスのホワイトボードを使って話をしている学生さんの姿が見られるようになりました。
この日は先約があったので、室内でのやわらかゼミでした。
子どものよさをどのように伸ばすのか
「トマトはトマト」「肥料」
どのようにして見守るのか
「遠くから見る」「待つ」「信ずる」
しかし、それは、簡単そうでなかなかできないこと。
それは、子どもだけでなく、伝えたい大人に対して、自分自身に対しても言えることであると思いました。
相田みつをさんの書を、何度も美術館に見に来られる方がおられることについて、「本物はいい。いいものはいいから何度も見たくなるのでは。」というコメントがありました。そのように、何かの折に振り返ってもらえるような本物の特別支援教育を広げることができたらいいなという話にもなりました。
また、相田みつをさんの書の魅力として、余白の多さがあげられます。無駄のように見える余白も、相田みつをさんの書を自分なりに解釈する“考える空間”ではないかと書いてありました。
これは、コンサルテーションにもつながるのではと感じます。コンサルティのニーズに合った提案+自分なりに考えてもらえる“余白”を残しておくことも大切ということを今回のやわらかゼミで改めて気づくことができました。

2011年11月19日土曜日

「高校が読んでいる『武士道』」 最終回

11月10日(木)「高校が読んでいる『武士道』」の最終〝やわらか〟でした。
現代社会の不安定さから,もう一度見直したい日本文化である『武士道』でした。

「深く」「活発」な意見交換が3回にもわたり行われました。
そして,やわらか~く『武士道』を考えることができました。

みなさまありがとうございました。

ファシリテーター:やわらか岩石
グラフィカー:つっちー

2011年11月17日木曜日

ミンツバーグ教授のマネージャーの学校

再来週の課題図書は、以前に紹介した


フィル・レニール&重光直之著「ミンツバーグ教授のマネージャーの学校 成長を可能にする新しいプログラム」ダイヤモンド社


です

2011年11月10日木曜日

見抜く力~夢を叶えるコーチング~

次々回のやわらかの本です。

平井伯昌 「見抜く力 ~夢を叶えるコーチング~」(幻冬舎新書)です。


平井伯昌さんは、オリンピック水泳平泳ぎの金メダリスト北島康介選手のコーチです。


スポーツ選手のコーチと教師、異なる分野でも“人を育てる”という点では似ていると思います。


その人の何をどのような視点で見極めていくのか。


そういった意味でも教育とのつながりもあると思い、この本を紹介させていただきます。

2011年10月27日木曜日

次回のやわらかの図書です。

11月10日(木)の〝やわらか〟も引き続き「高校が読んでいる『武士道』」です。

第1篇第14章「女性の教育と地位」からです。ご準備お願いします。

http://www.kodomo-bushido.com/

参考URLこども武士道のHPです。
「高校生も読んでいる『武士道』」からさらに『武士道』を学びたい方。参考にしてください。

高校生が読んでいる『武士道』 中 第1篇 第13章まで

ナポレオンカフェでの〝やわらか〟でした。日のあたるテラスは暖かかったです。
第7章「誠」から第14章「女性の教育と地位」の途中で終わりました。

それぞれの章で多くの意見が出されました。各章はそれぞれ関係があり,日常生活とも関連している内容でした。

次回も引き続き,「高校生が読んでいる『武士道』」 第14章「女性の教育と地位」からです。

ファシリテーター:やわらか岩石
グラフィカー:つっちー

2011年10月26日水曜日

マネージャーの学校

 先日の研修会で、グチ会が話題になりましたが、ありました、グチ会の本が。


フィル・レニール&重光直之著「ミンツバーグ教授のマネージャーの学校 成長を可能にする新しいプログラム」ダイヤモンド社 です

成果主義が蔓延して、企業内のきずなが危うくなっている今日この頃ですが、次なるマネジメントとして、構成員間の共感を呼び起こすことによって、自律的なマネジメントをしていこうという本です。

ミンツバーク教授は、〝コーチング・アワセルブズ〟の提唱者で、チーム内での対話を通して自己省察もたらされ、これが新たな学習をもたらすと言っています。

グチ会を建設的な方向に持っていくためには、マインドセットの転換が必要ですが、このために5つの原則があるということです。

ぷんくまさんにお薦めの本です。

2011年10月20日木曜日

わかりやすい武士道 その2 「こども武士道(今日から実践の巻)」

「高校生が読んでいる『武士道』」 参考図書 その2 です。
この本は,小学生から寄せられた,悩みや疑問に,武士道の精神をもってQ&Aで答えている本です。

武士道の教えを『実践するための本』でもあります。四コママンガもありで休憩もできます。

生活の中にも武士道をという感じですね。

わかりやすい武士道 その1 「こども武士道(大切な教えの巻)」

「高校生が読んでいる『武士道』」 参考図書 その1 です。
小学生が理解しやすいように「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」「克己心」「慮」について詳しく対話形式でマンガなどの例を示して解説してあります。

コンセプトは武士道から学ぶかっこいい行動(行動の美学)を小学生にもわかりやすくです。

全文ルビはもちろん,登場人物のキャラクター設定もなかなか面白いです。

ぜひ参考図書として,職場にも置いておきたい一冊だと思います。

次回の〝やわらか〟も「高校生が読んでいる『武士道』」です。

次回(10月27日)の〝やわらか右脳ゼミ〟は引き続き「高校生が読んでいる『武士道』」です。

117ページ 第1篇 第7章「誠」から始めます。

ご準備お願いします。

高校生が読んでいる『武士道』 前半 第1篇 第6章まで

本日は天気も良く,久しぶりに大学のナポレオン・カフェのテラスで〝やわらか右脳ゼミ〟を開催しました。

今回は各章を丁寧に読んでいきながら,日常の生活などと照らし,広い視野で〝やわらかく〟考えていきました。奥の深い『武士道』です。

次回は第1篇 第7章「誠」からです。

ファシリテーター:やわらか岩石
グラフィカー:つっちー

2011年10月13日木曜日

伝えるということ「僕が大人になったら」を読んで

今日は私のお薦めの本をみんなで共有していただいて、とっても嬉しかったです。
「プロとは、心のこもったものを技術的な問題を通り越して創れる人」という言葉に、

プロの教師としての心と技術について、話を深めました。

ともすれば技術だけに傾倒してしまいがちですが、教師としての思い、

子どものニーズをキャッチする力、が大切だと思いました。

個人的には、「カツカレー」の話が、とても気に入っています。

二つの物が合体してよりおもしろい最高の「カツカレー」ができる。

ジャズとクラッシックの融合ですが、特別支援教育と教科教育の視点でも、

ばっちり最高においしい「カツカレー」ができるといいなあと思います。  byそっちん

2011年10月11日火曜日

本タイトル 相田みつを いのちのことば『育てたように子は育つ』

 10月27日(木)予定の本です。

 相田みつを いのちのことば『育てたように子は育つ』 相田みつを 書 佐々木正美 著(小学館)

 幼いわが子を目の前にして子育てに悩んだ時、いつも励ましてくれた本です。 
 
 相田みつをさんの優しさと温かさ、そして力強い言葉に「そうそう、その通り」と思い、
 でも、「それがなかなかできないんだな~。」とも思う。そんな迷う気持ちを
 「それでいいんだよ。」と佐々木正美先生が励まし語りかけてくれるような気がしました。

 タイトルの『育てたように子は育つ』は、「その通り!」とは思いつつもなかなか厳しい一言です。
 
 わが子を育てる。
 受け持つ子どもを育てる。
 
 そして、自分自身を育てる。

 
 これまでのそれぞれの経験や立場から意見交流できることを楽しみにしています。
 

 

2011年10月6日木曜日

Steve Jobs 1955-2011

今日は、とても悲しい知らせがありました。

Appleの前CEO Steve Jobsが亡くなったとのことです。

ありがとう、 Jobs。

ご冥福をお祈りします。

2011年10月5日水曜日

高校生が読んでいる『武士道』


10月20日の課題図書です(予定)。

大森惠子 「高校生が読んでいる『武士道』」 角川書店(角川グループパブリッシング)


アメリカで1899年に出版された英文の“Bushido,The Soul of Japan”を高校生が読んでも分かりやすいように現代訳を行い,原意を損なわないように解説を書き加えた「武士道」の解説本です。

実際に高校生が読み読書感想文集を刊行しています。また,そこの高校の先生は高校生に限らず,中学生にも十分意味と価値を持つ本であるという感想をもたれています。

ご存知かもしれませんが,英文著者である新渡戸稲造は国際連盟事務次長を7年間務め妻はアメリカ人だったという国際人でした。

この英文の本はアメリカやヨーロッパでベストセラーになり,西洋人にこれまで知られていなかった日本への理解を深めたと言われる本です(日本語訳本は1938年に岩波文庫から出版されています)。

当時は日本人よりも西洋人によく読まれていた日本人についての本だったのですね。

2011年10月1日土曜日

日本人の絆

早いもので、今日から10月です。今年度も、後半戦に突入なんですねー。

今日からBS放送のチャンネルが大幅に増えました。WOWOWも無料放送してるみたいで、ローマの休日とかやってますね。

さて、こんどの気ままに一冊は、ちにたさん向けのキズナについての本です。


亀岡誠著「現代日本人の絆」日本経済新聞社

これもですね、新刊書で空港の本屋さんに積んでありました。空港は場所柄、経営とか組織論の本が多いですね。

消費社会という観点から、日本人の所属感について考察しています。

大晦日に紅白歌合戦を家族そろって見るという家庭内行事が風化して久しいですが、ここにニッポン社会の変化を垣間みれますよね。

紅白歌合戦が最強の娯楽だった時代は終わってしまいました。趣味や価値観が多様化して、みんなが同じものを見る、するということは無くなってきています。ネット配信で映画も見れますし。リビングで家族一緒にテレビを見て団らんより、パーソナルにネットで見るという時代です。

同じ価値観を共有することから生まれる従来の絆がなくなって、いま、新しい形の絆が求められつつあるということです。

2011年9月30日金曜日

ご機嫌な職場

たぬき猫も〝気ままに一冊〟ということで、これぞ!という本を紹介していきます。

やわらかゼミで取り上げるかも、という本から、やわらかゼミではとりあげないかなという感じのハウツー的なものまで。

まずは、ぷんくまさん向けに、

酒井穣著「ごきげんな職場」東洋経済新聞社

です。


もともとは、買収した会社と本体の社員の融和を促進するために書いた本だそうです。

簡単に言えば職場コミュニティの作り方に関する内容です。どうでしょう、ぷんくまさん。

ポジティブ心理学とか、やわらかゼミで馴染みのある言葉も出てきます。

さらにですね、クリス・アージスとドナルド・ショーンによって提唱されたダブルループ学習が紹介されています。

問題解決にあたって、理論の適用レベルのシングルループ学習に比べて、ダブルループ学習は、背景のより深い理解に基づいて行動のフレームそのものを変更するような学習です。〝気づき〟ですね。これは、ある意味、やわらかゼミにの目指すところです。


適切な画像サイズで

業務連絡ですが、画像サイズ大きくなると画面のスクロールが重くなるようです。

サイズは、800X600くらいでお願いします。

2011年9月29日木曜日

「兎の眼」を読み終えて

 今回「兎の眼」を、小谷先生を中心に読み進めてみました。小谷先生が変わっていった背景にある子どもたちや同僚の先生、保護者との関わり、事件などを出し合っていきました。その中で、変わった部分もあるし、本来持っていたよさが、表面に出てくるようになったのでは?と言う意見や、一つの出来事や特定の人物との関わりだけでなく、すべてが関係し合って小谷先生の成長につながったなどの考えにまとまっていきました。
 学校現場の話題では、集団と個への対応の難しさ、職員間や保護者との連携についてなども出てきました。また、小谷先生が子どもの背景をしっかり見ていくことの大切さに気づき、子どもを信じた対応をしていく様子なども話題に上がりました。
 現場での生活が始まる前に、やわらかメンバーのみなさんの視点を頂きながら読み返すことができてよかったです。以前読んだときよりも、もっと自分に近づけて読むことができました。現場から離れて考えていると、そこに戻れるのかなという不安ばかり大きくなる気がしますが、できることから一つずつやっていこうと考えることができたように思います。
 半年間、お世話になりました。ありがとうございました!

2011年9月28日水曜日

やわらか右脳企画「右脳祭り」その②

あの木村さんの「奇跡のリンゴ」で作られた冷製リンゴスープです。
クリーミーで深い味

以前,木村さんのリンゴジュースでいただいたのと同じで濃くてキレ味抜群でした。

木村さんの「奇跡のリンゴ」を読んでからいただくと本当に味わい深いものです。

木村さんのリンゴへのこだわりと想い,生き方は本当に学びになります。

この本は3年前に私の剣道の師匠から頂いた本です。

やわらか右脳企画「右脳祭り」その①


昨年度の「やわらか右脳ゼミ」の実習として
ホテルオークラ内の「久兵衛」に行ってきました。

もう一度「銀座久兵衛こだわりの流儀」-最高のネタと最高のおもてなし- を読もうと思いました。

あのエビとアワビの食感が忘れられません。

僕が大人になったら

佐渡裕 著 PHP文庫

若いときから、オーケストラの指揮者が、各楽器の特性を上手に生かしたハーモニーをつくるように、学級でそれぞれの子どもたちの特性をいかしたハーモニーをつくりたいものだなあと思っていました。そこで、この機会に最近気になっていた佐渡裕さんの本を読んでみたいと思いました。

若い人たちの育成にも力を注いでおられる方です。by そっちん♪

2011年9月27日火曜日

久々の読書

学会の行き帰りの新幹線で久々に本を読みました。

「働かないアリに意義がある」(長谷川英祐著、メディアファクトリー新書)

進化生物学者の著者がご自身の研究を非常に分かりやすく解説されています。
働き物の代名詞である「アリ」の中には全く働かないアリが存在しているということです。
そのようなコロニーを構成している方が、そのコロニーの寿命が長いというものでした。

内容もさることながら、著者の長谷川氏の研究に対する真摯な姿勢が非常に私には共感を生みました。目の前にあるアリの世界を丁寧に見ていくことで、いろいろと我々に示唆を与えてくれているように感じました。

うーん。おもしろい。  にじはん

2011年9月15日木曜日

兎の眼

灰谷健次郎 著 「兎の眼」 角川文庫

 今回は、大学院生シリーズ第2弾さおりんからのおすすめ『兎の眼』です。
 教師の仕事にあれこれ悩んでいるときに、出会いました。「やっぱり子どもが好きだなあ、もう少しがんばってみよう」という、元気をもらった本です。もうすぐ現場に戻るので、改めて読み直したいと考えて選びました。

「ホワイトウルフの教え」を読み終えて

「ホワイトウルフの教え」は、読み手のみなさんのいろいろな人生経験を共有し、新たなその人の発見することができた時間となりました。
○人とのかかわりの中で自分に気づき、学び、悟ること
○「やさしさ」「やりたいこととやるべきことのバランス」等々(本文から)
○人によって捉え方がちがうことと相手を理解しようとすること

脳との関係では、『ミラーミューロン』の働きについてうのっぷる博士からの説明もあり、
教育的な含蓄についてもフォローしていただきました。
みなさん、本当に半年間お世話になりました。
ありがとうございました。

2011年9月11日日曜日

ホワイトウルフの教え

ホワイトウルフ 著 葉 祥明 編「ホワイトウルフの教え」 ハート出版

今回から「大学院生の選書シリーズ」です。右脳ゼミも新たな境地に入りました。第一弾は
えいちゃのおすすめ「ホワイトウルフの教え」です。2ヶ月間入院をしていたときに友人が持ってきてくれたもので、その当時は病気と向き合う力を与えてくれた本でした。今回はこの本を通して「コーディネーターとしての自分」を見つめることができたら、と思います。

2011年7月25日月曜日

無趣味のすすめを読んで



『無趣味のすすめ』 村上 龍






 もともと、雑誌『GOETHE(ゲーテ)』に掲載されていた今回の『無趣味のすすめ』です。



『GOETHE』はビジネスマンを対象にした雑誌ということですが、村上 龍さんはどんなビジネスマンを思い描いて執筆されたのでしょう?本誌は書評が二分しているということで、読み解ける人は一定の年代以上の人だろうか?と本の背景を考えながら読み進めていきました。



 私たちの話は高度経済成長期以前の”かつて”と”現代”の対比がおもな内容として展開しました。



”個”が尊重される今の良さと厳しさを特別支援教育になぞらえて話は拡がっていきました。

2011年7月16日土曜日

無趣味のすすめ

 

 村上龍「無趣味のすすめ」幻灯舎文庫

 今年度、前半最後の本は雑誌ゲーテに連載されている村上龍氏のエッセイ集です。

 村上流の現代社会を見る目が提示されています。

 エッセイ集なので、話題が様々ですが、氏の見る目について理解することを通して、今、そしてこれからの日本の社会について考えてみましょう。

2011年7月15日金曜日

風姿花伝を読み終えて


伝統を”花”で伝える。次世代に伝えたい”花”はいったいなんだろう?
この本では、『能』を通してそれぞれの年齢にある”花”に気づかせてくれました。

”花”それは、人の”心” 『花は心、種は技』 季節にあった種をまき、花を咲かせる。
私たちは自分が表現できる”花”が大切で、それは、人の内面である。
どのように内面を磨くか、特別支援教育においてのみならず、人として一番大切なように思う。

『年々去来の花を忘れぬ』
昔から伝わってきた”花”、今作られた”花”、それぞれを大切に、次世代に私たちは
特別支援教育の視点でも伝えていけたら幸いだと、私は思っています。

2011年7月11日月曜日

風姿花伝


 世阿弥著、水野聡訳「風姿花伝」PHP

 今回のお題は、世阿弥の「風姿花伝」です。日本の伝統芸能である〝能〟から芸を極めるとはどういうことか考えてみましょう。

2011年7月9日土曜日

「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」後編

第二部「われわれは何者か」 第三部「われわれはどこへ行くのか」をテーマに語りました。
この本は、「われわれ」すなわち、「わたしたち『人間』」が「ひとつの生物」として、「現在を生き抜く」視点に立ち、過去から学び、未来に向かいどう進むべきか問いかけています。

人間は、思い込み、勘違いの動物だと私は常々感じています。人がまるで頂点にいるような錯覚、自分が見えているもの、聞こえているものがすべてのような思い込み、自分はきっと正しいことをしているという自信と不安・・・この本を読むことにより、そういう人の弱さに気づかせてもらえる・・・そんな1冊だったように思います。同時に、この本は「人でないとできない」こともたくさんあることも教えてくれました。たとえば、今回の話題の中心にもありました言語、それは人が得た素晴らしい能力だと思いました。鳥にあって、サルにはない・・・これにはびっくりでしたけど。模倣は人やサルには可能で・・・。人がつかんだ能力が、たまたま今の地球で生きる環境とマッチしたから人はここまで進化できたのでしょうね。でも、利己的遺伝子は、これから私たちにどんな変化をもらたすかわかりませんし、人が周囲を見渡す力を低下させると思わぬほかの生命体や環境からの逆襲を受けることになりかねません。そうなっては大変!これからも、自分にできること、自分だからできることを人が集まることで力を合わせて、追い求めていきたいと思いました。

個人的には、鳥の言語についての部分がとっても面白く、やっぱり言語学はロマンだわ~なんて思いつつ今回の本を閉じました。

この本を読み終えた今、物語の主軸となった一枚の絵を再度眺めて、みなさんはどのようなことを考えますか?

ファシリテーター:ケセラセラ   グラフィカー:キティ

2011年6月30日木曜日

「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」前半

今回は「われわれは・・・」の第1章から第6章をしました。
サブタイトルは「生物としての人間の歴史」ということで、遺伝子学の進歩と人間の歴史との関係がよくわかり面白かったです。

環境(社会)の変化が遺伝子にも大きく影響を与えていることが分かり、「われわれはどこへいくのか」ということも話題になりました。

脳の発達にも環境も含めた教育の大切さが、教育が遺伝子にも影響を与えているということもわかりました。

次回は第二部 第7章から最後までです。

ファシリテーター:そっちん    グラフィカー:かっつん

2011年6月23日木曜日

BRUTUS特別編集「合本・真似のできない仕事術」

今日は天気も良く少し暑い〝やわらか・・・〟日和でした。
テラスに吹き抜ける風は涼しかったです。さて、本当に真似がしにくい仕事術でしたが、それぞれ自分に共感できるような仕事術を語ってもらい、話ができました。

いろいろな仕事術がありますが、ものすごくクリエイティブな人たちの話だったのでとても個性が出ていて面白かったです。

これからの仕事の中で参考にできることや真似のできる良いところは、どんどん取り入れていきたいと思いました。

それとMAC使用率の高さにも クリエイティブな人はMACユーザーだということもよくわかりました。

ファシリテーター:やわらか岩石    グラフィカー:そっちん

読まれた方、ご意見ご感想の書き込みをお願いします。

2011年6月17日金曜日

われわれはどこから来たのか


帯刀益夫(おびなたますお)著「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」ハヤカワ新書

久しぶりに生物学の本です。タイトルは、〝人類の起源〟と遺伝子の話であることを語っています。そして、ヒトという存在は何であるか、生物学的な観点で述べられています。

後半では、ヒトの言語はどのように進化したのか、という重要なテーマについて議論されています。

2011年6月16日木曜日

サンデル教授の対話術 後半

今日は小雨の中でしたが、大学のナポレオン・カフェのテラスで「やわらか右脳ゼミ」の開催でした。
大学紹介のDVD撮影を受けました。仕上がりが気になります・・・。
さて、サンデル教授の対話術も後半となり、哲学の領域を外せなくなりました。
行き着くところは「道徳的ジレンマ」から考える「どう生きるか」「いかに生きるか」が問われています。

そのように考えていくことを広げ、よりよい民主主義を考えよう、つくろうという壮大な考えの中での対話的講義でもあることがよくわかりました。

仕事の中で日々子どもたちと一緒に考えていかないといけないことだとおもいます。

絶えず「より善く生きることとは?」ということを自問しつつ、時代の流れの中で自分を(人)を見失わないことにも通ずるのだとも思いました。
人としての永遠の課題です。

さすがサンデル教授! 奥が深い!!

そして良い本に巡り合わせていただいた たぬき猫 さんにも感謝です!!!

久しぶりに哲学的思考に耽ることができました。ありがとうございました。

ファシリテーター:かっつん   グラフィカー:つっちー

2011年6月9日木曜日

真似のできない仕事術


BRUTUS特別編集「合本・真似のできない仕事術」マガジンハウス

今回は、空港の書店で見つけたマガジンハウスムックの「合本・真似のできない仕事術」です。27人の仕事の流儀を学んでみましょう。安藤忠雄、糸井重里、スタジオジブリなどでの仕事や情報共有の考え方がグラフィカルに紹介されています。

興味深かったのは、安藤忠雄と糸井重里事務所の考え方が対照的だったことですね。安藤さんのところは昔気質のガンコ親父の事務所といった感じで所員の皆さんが黙々と仕事している姿が思い浮かびますが、糸井さんのところはゆるゆるなクリエイティビティ。みなさんは、どちらがお好き?

サンデル教授の対話術 前半

本日はナポレオンカフェでの〝やわらか〟でした。
前半として『第1部 サンデル教授、大いに語る』でした。
「正義」「対話」「徳」「善」「動機づけ」など教育に大切なキーワードが出てきました。
』と『』の心。そして、ドラッカーにも出てきましたが『真摯さ』がやはり教師としてのモデル(資質)であると思われました。

ファシリテーター:つっちー    グラフィカー:やわらか岩石

2011年6月2日木曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(後半)


先日、兵庫県立特別支援教育センタ−で行われた、
特別支援教育コーディネーター研修会でも話題の「もしドラ」後半です!
野球部のマネージャーであるみなみちゃんを中心に行われた
 ○人の強みを生かす
 ○責任を持たせる
 ○イノベーション(革新)
 ○社会貢献
 ○人事の問題
 ○真摯さ
について教育現場のさまざまな事例を織り交ぜながら、進行しました。

まとめに入り、「プロセス(過程)と結果(成果)」について
 ○教育現場では成果が見えにくい。
 ○成果を示す事で保護者も理解が進んだ。
 ○成果と認識されるまでタイムラグがある。
 ○成果が伴わないとき、無力感(今までの努力は無駄?)を感じる。
 ○何を成果とするかで状況は異なる。
 ○チームプレイと個人プレイ
など、多様な意見が展開!!

この直前に以下のことが、右脳先生から提示されました。
「夕紀ちゃんの『プロセスが大切』に対するみなみちゃんが話した『真摯さ』をどう思う?」
「『真摯さ』ってずばり何? それは『志』とどう違う?」
この辺りも、とても深い洞察を展開する布石となりました。

「もしドラ」は、特別支援教育、そして学校教育の現状に対して
多くのことを私たちに示唆してくれます。
6月公開の映画も見なくては!!

ファシリテーター:さおりん グラフィカー:えいちゃ

2011年5月26日木曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(前半)




「なぜこの本がこんなに売れているのか?」という疑問からスタートした今回の「やわらか右脳ゼミ」!

『みなみちゃん』の感性や行動力とそれを支える『有紀ちゃん』!
『人の強みを生かすこと』『マーケティング』
『お見舞い面談はアセスメント』
『任せる、生産性、フィードバック情報etc.等々

発展して
『学校教育の定義とは?』『組織って?』
『マネージャーの資質=真摯さなら、教師の真摯さって?』
『コーディネートの難しさ』

学校現場や実習校で日々感じている(今まで感じていた&これから感じるだろうも含めて)ことと結びつけていろいろな角度からの意見がみなさんから出されました。
もしドラ、売れている訳です!!
(右脳先生の『このゼミの定義』についても伺うことができました! そしてこのゼミもフィードバック情報の1つであることの再確認ができました)


2011年5月19日木曜日

サンデル教授の対話術


 マイケル・サンデル&小林正弥著「サンデル教授の対話術」NHK出版

 もしドラの次は、ハーバード白熱教室で日本でも有名になったサンデル教授の対話術について議論してみましょう。

 教授は、千人の学生のいる大教室で、対話による講義を実践されています。それを実現しているのは、教授の類い希な資質によるところが大きいのですが、ハーバード大学の講義システムにもその秘密があります。

 もちろん、プラトン以来の対話による哲学ということがあるわけで、対話による教育というヨーロッパの伝統のある大学の流れをくむものでもあるでしょう。

 小手先の授業改善よりも、授業方法についての思想をもっと考えておかないといけないのでしょう。

対話というのは、ひとつのコミュニケーションでもあります。その本質を知るということも、サンデル教授から学んでみましょう。

日本が教えてくれるホスピタリティの神髄(後編)

今日は絶好の「ナポレオン・カフェ」日和でした。
大学が新しくホワイトボードを用意してくださったものを活用させていただきました。
これからも大学食堂横のテラスをどんどん活用していきます。
改めてホスピタリティについて考えさせられました・・・






たぬき猫です。もう一枚、追加しておきますね。ぬぬ、これは・・・・・右脳くんドアストッパーではあーりませんか!!





ファシリテーター:そっちん

グラフィカー:やわらか岩石

プロジェクトパン いよいよ販売開始か?

アップが遅れましたが、先日ナポレオンさんが「やわらかプロジェクト」の「うのっぷる博士」パンと「ブレッド 右脳くん」パンをM1へのやわらかゼミ紹介のために作ってくださいました。



震災の影響で当初の材料が手に入らないとのことでしたが、おいしくいただきました。



ありがとうございました。



5月末までには週1回の大学内の「ナポレオン カフェ」での販売を目指しています。

2011年5月1日日曜日

デパートについて

そうですねえ。博多阪急百貨店で感じたのは、日本のデパートの復活の兆しだったのかもしれません。

日本を取り巻く長引く低迷感、給料が右肩上がりでなくなったことを背景に、デパートの売り上げは長期低落傾向です。

今ではデパート以外にも行くお店の選択肢はたくさんありますし、原則、定価販売ですから、価格面での競争力もありません。

みんながデパートに行かなくなったことも確かですね。たぬき猫が子どもの頃は、20kmくらい離れた県庁所在地にある地元のデパートに連れて行ってもらうのは、かなり楽しかった思い出です。

そのデパートには大食堂があって、子どもながらに鉄火巻きを食べさせてもらえたのが、とても嬉しかったです。

かつてのデパートはハレの場でワクワクしたものがありました。

たぶん、博多阪急で感じたパーソナルタッチのサービスは、デパートの原点をもう一度考えての取り組みなのかもしれません。

ちなみに、阪急のデパ地下はもう楽しくて、いろいろと物色してしまいました。

iPad2が日本でも発売です

iPad2が日本でも発売されました。CPUの処理は以前のiPadと比べて2倍、グラフィック性能は9倍だそうです。

iPad2の楽しさはアップルのホームページにある紹介ビデオを見るとよくわかります。一番右のビデオです。

iPad: Year One

iPadはそのものがまさにイノベーションですが、イノベーションを生み出す製品でもあります。このこのビデオのなかでは、変革をもたらすもの〝game changer〟と表現していますね。とくに、医療や教育でのインパクトは大きいと思います。

これは、ほんの始まりに過ぎないのかもしれません。

えいちゃさんへ、「もしドラ」もiPadでは読みやすいですよ。

2011年4月28日木曜日

日本が教えてくれるホスピタリティの神髄(前半)

4月28日(木)の”やらわか右脳ゼミ”です。今日からM1の方も加わりました。

今回は、屋内で行いましたが、次回からナポレオンカフェ横のテラスで行う予定です。


次回は「日本が教えてくれるホスピタリティの神髄」の後半です。

グラフィカー:つっちー

ファシリテーター:かっつん

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 今度の〝今日の一冊〟は、岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」ダイヤモンド社、です。


 NHKのアニメにもなり、すでに大ブームになった感がありますが、遅ればせながらやわらか右脳ゼミでも読んでみましょう。

やわらか右脳ゼミのオリエンテーションしました


 本日は、新しいメンバー向けに〝やわらか右脳ゼミ〟のオリエンテーションを実施しましたです。

 ちにたさんが残してくれたパワポで、右脳ゼミのこれまで軌跡について説明をしたです。このパワポは、作るのに1週間はかかったであろう力作とお見受けしました。ちにたさんに感謝です!!

 これまでのメンバーの皆さんも、こんなに色々やっていたのかと、またあらためて感激!してましたねえ。

さて、新メンバーの皆さんの感想はいかがだったでしょうか。

2011年4月25日月曜日

ホワイトボードが設置されました!

ホワイトボードがテラスに常備されました。上下に反転させる両面タイプですね。これで移動してくる手間もなくなりますね。大変有り難いです。ご配慮に感謝です。

今週の右脳ゼミは新メンバーへのプレゼンが予定される関係で屋内で実施ですので、連休明けから活用させていただきます。

また、妄想がどんどん広がっていきそうです。

2011年4月21日木曜日

せっかくなのでボードの拡大です




せっかくなので、ボードの中身がわかる写真をアップしますね。

真ん中に、取り上げている本のカバーを入れて、今日はこの本についてやってますよ、と掲示してます。

左下にはゆるキャラのパラはし先生も!

今日の情報では、なんとですよ、テラスに新しいホワイトボードが備え付けになるとか。大変嬉しゅうございます。

テラスで過ごすのが心地よい季節です。これからも、どんどんやわらかゼミをこのテラスで展開していきましょう。

パリには哲学者、作家などの人々がカフェに集まって、学問や社会のことを談義する文化があると言われます。

このテラスも、もちろんやわらかい話題でいいと思うのですが、パリのカフェのような場になることを密かに期待しています。

脳を鍛えるには運動しかない!(後半)

4月21日(木)の”やわらか右脳ゼミ”です。


今回はナポレオンカフェで行いました。


今回より、”かっつん父”作「”今日の一冊”ボード」が新たに加わりました。


通る人、皆さんボードを見ていたように思います。効果抜群でした!


次回は、「日本が教えてくれるホスピタリティの神髄」です。


グラフィカー:そっちん


ファシリテーター:やわらか岩石